HTTP

HTTP PUTリクエストにContent-Rangeヘッダを付けられるか?(再開可能アップロードについて)

HTTP PUTリクエストにContent-Rangeヘッダを付けられるか?HTTPセマンティクス改定版に触れつつ解説する。

TLS1.3 0-RTTにおけるHTTP/2 SETTINGSを改善する提案仕様

MozillaのMartin Thomson氏から「Optimizations for Using TLS Early Data in HTTP/2」という提案仕様が出ています。もともとHTTP/2(RFC7540)を標準化した時には、TLS1.3(RFC8446)はまだありませんでした。ですので、TLS1.3で導入された 0-RTTデータ (Early …

URLリソースの非推奨を示すDeprecationヘッダ

APIのURLや、リソースが非推奨となっている事を示す、新しいDeprecationヘッダを定義する「The Deprecation HTTP Header Field」という仕様が提出されている

GoogleのPrivate prefetch proxyに関するメモ

先日、Chromiumブログに「Continuing our journey to bring instant experiences to the whole web」という記事が投稿されています。この記事は、ブラウザのプリフェッチ機能とプライバシーの問題について説明をしています。またGoogleやブラウザでの取り組…

Cookieの新しい属性、SameParty属性について

ChromeでCookieのSameParty属性の開発が進められている。そこで、CookieのSameParty属性について簡単にメモしていく

RFC8879 TLS Certificate Compression について

「RFC8879 TLS Certificate Compression」が昨日公開されました。これは、TLSハンドシェイク中に送信されるサーバ証明書を圧縮する仕組みを定義しています。

Prometheusが利用するOpenMetricsの仕様がIETFに提出された

OpenMetricsという仕様が、11月25日にIETFに提出されました。仕様の中身というよりかは、標準化の観点で興味深くおもっているのでラフに書いていこうかと思います。

CDNのキャッシュを制御する CDN-Cache-Control ヘッダ

CDNのキャッシュを制御する「CDN-Cache-Control」を新しく定義する提案仕様「The CDN-Cache-Control HTTP Response Header Field」が出ているので、簡単に紹介する。

POSTリクエストを冪等処理可能にするIdempotency-Keyヘッダの提案仕様

リトライされたPOSTリクエストを冪等処理するための、Idempotency-Keyヘッダの提案仕様。

ホスト名の異なるTLS session resumptionについて

TLS1.3でホスト名が異なるTLS session resumptionを支援する拡張仕様が出ているので紹介する。

ChromeのHTTP/2サーバプッシュサポート廃止検討と、103 Early Hintsについて

ChromeがHTTP/2サーバプッシュのサポートを廃止を検討し始めている。またPreload + 103 Early Hintsの有効性について実験していく模様

NAT Slipstreaming攻撃とブラウザ側の対策

NAT Slipstreaming攻撃の紹介。ALG NAT内の攻撃対象に任意ポートでアクセスできるようになる攻撃。

QUICのMultipath拡張に関するメモ

QUICのMultipath拡張について、現在提出されている仕様と、10がつ行われた中間会議の様子を簡単に紹介する。

Permissions PolicyとDocument Policyについて

Chromeで実装が進められているPermissions PolicyとDocument Policyについて説明する。

WiresharkがHTTP/3に対応した

Wireshark 3.3.0 がHTTP/3に対応したので試す

HTTP/2の仕様、改定作業が始まる

HTTP/2の仕様の改定作業が開始されています。このhttp2bisについて紹介します

HTTP Client Hint Reliabilityの提案仕様

GoogleのDavid Benjamin氏から「Client Hint Reliability」という提案仕様が出されています。

HTTPSの接続情報を通知する "HTTPS DNSレコード" の提案仕様 (2021/07更新)

HTTP/2, HTTP/3に対応してるといったHTTPSに必要なサーバ情報をDNSレコードで通知します。

HTTPと硬直化 (ossification) の問題

インターネットやWebにおいて問題になっている「硬直化(ossification)」について、HTTPの例も併せて説明します。

CookieのSameSite属性にFirstPartyLaxを追加する提案仕様

CookieのSameSite属性にFirstPartyLax、FirstPartyStrictを追加する提案仕様について、First-Party Setsと併せて解説する。

NginxのHTTP/3を試す (2020年6月)

NginxのHTTP/3対応版が公開されました。実際に動かしていきます。(なお、現在サポートしているのはHTTP/3 draft 27版です)

HTTP/3の解説を書いた (2020/06/01)

@flano_yuki がHTTP/3について書きました (無料です)。

サポートしてないwell-known URIs に対するステータスコードを確認する提案仕様

サポートしていないwell-known URIs へのリクエストに対して200番を返すサーバを検出するための仕組み。

Cookieのセキュリティを改善する Scheming Cookiesについて

Cookieのセキュリティを改善するSchemeful Same-Siteと、Scheming Cookiesについて解説する。これらは、GoogleのMike Westが提案するIncrementally Better Cookiesで登場する。

「Advisory Content-Length for HTTP」と自転車置場の話し

プロトコルの標準化の場では、自転車置き場(Bikeshed)の話がたまに出てきます。そのやり取りが面白かったので、提案仕様自体の解説にあわせて紹介します。

WebTransport over HTTP/2 の仕様について

WebTransportという新しい双方向メッセージングプロトコルの標準化および実装が進められている。そのうち「WebTransport over HTTP/2」の仕様について解説する。

Retry-Afterのスコープを指定するRetry-Scopeヘッダ

Retry-Afterヘッダのスコープを示す、Retry-Scopeヘッダの提案仕様について。その例とともに示す。

ダウンロードもMixed Contentsの対象となる話し

Chrome 81のデスクトップ版から、ダウンロードもMixed Contentsでブロック対象になる話があります。 これにより、https:// のページから http://でリンクされたファイルをダウロードしようとするとブラウザによってブロックされます。

HTTPメッセージに署名をするSignatureヘッダの標準化

HTTPメッセージに署名をするSignatureヘッダを定義する「Signing HTTP Messages」という仕様が提案されています。HTTPメッセージへの署名は、様々なところで行われていますが、それぞれ独自の方式で行われています。例えば、AWS APIを叩く際に利用する「Sign…

HTTP/3をUDPロードバランサで分散するときの問題点 (AWS NLBで試してみた)

HTTP/3はQUICというトランスポートプロトコルを利用しています。QUICはUDPを利用していますが、QUIC自体はステートフルなプロトコルです。ステートフルなQUICを、QUICを解釈しないUDPロードバランサでバランシングしようとするにはいくつかの問題点がありま…