SPDY非対応サーバがSPDY対応リバースプロキシで早くなる話

SPDY非対応のWebサーバのフロントにSPDY対応リバースプロキシを設置し、色々測定してみた。

測定内容

測定項目は以下の4つで接続した時のロード時間を測定した

  1. リバースプロキシにSPDYで接続
  2. リバースプロキシにHTTPで接続
  3. WebサーバにSPDYで接続
  4. WebサーバにHTTPで接続

測定環境

  • リバースプロキシ Apache 2.2 mod_spdy mod_proxy_blancer
  • Webサーバ Apache 2.2 mod_spdy
  • ブラウザ chrome

(それぞれキャッシュは無効)

Webサーバには、mod_spdyのデモページと同一のものを置いとく(https://www.modspdy.com/world-flags/)

測定方法:chromeBenchmarking Extensionで各ページの表示時間を5回ずつ測定

結果


測定結果は(3),(1),(4),(2)の順でロード時間が早い
直つなぎでSPDY通信する時ほどではないが、HTTPで通信するよりはリバースプロキシ経由でSPDY通信した方が結構早い

head of line blockingが結構ボトルネックの原因になってるようなので、HTTPリクエストの数が多くないサイトでは効果が薄そうだが、デモページみたいなサイトでは効果的かも