WiresharkがHTTP2に対応してたので試してみた

この記事は古くなっています。

こちらを御覧ください
WiresharkでHTTP/2をパケットキャプチャする






Wiresharkがhttp2-draft09に対応していたので、早速パケットをキャプチャしてみた。
Wireshark開発版ではdraft04までの対応だったので、ソースコードを落としてきて自分でビルドする必要がある。

試した環境

Ubuntu13.10 desktop版

wiresharkをビルドする

ソースを落としてくる

git clone https://code.wireshark.org/review/wireshark 


必要なモノを入れる

sudo apt-get build-dep wireshark
sudo apt-get install libqt4-dev


ビルド

./autogen.sh
./configure
make
sudo make install


shared libraryが読み込めないとか言われるので更新

sudo ldconfig

起動してパケットをキャプチャする

今回はnghttp2を使用してパケットをキャプチャしてみた(direct接続)



MAGICやSETTINGSフレーム、HEADERSフレームが送信されていることが確認できた。
(HTTP2のパケットと認識されない場合は、フィルターはせず、該当パケットを右クリックしてDecode As...よりhttp2を選択する)


まだHPACKのデコーダーが入っていないのか、ヘッダーの中身を解析・表示されないようではあるが、ちょっとした確認には便利だろう。
(ソースコード中にTODOとして「Support HTTP Header Compression」と書かれていました。)


早く安定版に導入されますように。