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WebサーバとのコネクションでDNS通信もする拡張仕様

追記 20170510
この提案仕様は、draft01でauthor自ら廃案とされました。


昨日の「DNS over QUICの提案仕様が出た」引き続きDNS関連の記事

DNSとHTTP

近年注目されている、"DNS over HTTP"は例えば「DNS-over-HTTPS」としてGoogleが提供していたり、IETF97でもdnsoverhttp BarBof(有志によるミーティング)も行われ課題についても議論がされています(議事録URL)。


もちろん仕様としても提案されており、以下などがあります


(IP + Portを見て)外とのDNSの通信がブロックされたりする環境があるようで、これらはDNSをHTTP上で行おうというものです。

Running DNS in Existing Connections

さらに先日、以下の2つのドラフトが提出されています


これらは、Webサービスとの通信といった既存のHTTP/2, QUICコネクション上でさらにDNSのメッセージもやりとり出来るようにする拡張仕様である。サーバ認証も行って確立した暗号路で改ざんを防ぎ、既存のコネクションを使うことでDNS通信がブロックされないようにする。


同じ著者によってHTTP/2とQUICのコネクションを利用するものが別々に提案されているが基本的には、新しくストリームをオープンし、その上でDNSのリクエストとレスポンスを行う。

DNSフレームが定義される

新しくDNSフレーム

   +---------------+
   |Pad Length? (8)|
   +---------------+-----------------------------------------------+
   |                         DNS message (*)                     ...
   +---------------------------------------------------------------+
   |                           Padding (*)                       ...
   +---------------------------------------------------------------+

DNS messageがそのままDNSメッセージであり、1つのストリーム上で問い合わせと応答が実施される

Service Discovery

既存のコネクションを利用しているため、DNSの問い合わせに応答するのはすでに接続しているサーバとなる。もちろんこの拡張に対応しているとは限らないため、下記のようにする。


拡張フレームは対応していない場合は無視されるので、上記拡張hルエームで問い合わせたいクエリ送信する。
もしくはexample.comなどのクエリを問い合わせし、対応していることを確認してから本来確認したクエリを送信するということも出来る。

その他

まだまだエラーハンドリングや、Settingsを使うか、ストリームの遷移・マッピングなど細かい所は決まってはいないが、IETFでのフィードバックにもあった一つのQUICコネクション上で複数のアプリケーションプロトコルという仕組みの提案として面白いと思う。


また、SPDY/4で追加機能として挙げられてはいた「Server push of DNS records」というものを思い出した。
(https://www.chromium.org/spdy/spdy-protocol)