Web
HTTP/3における優先度制御の話と、現在議論が行っ割れている新しく提案されているプロトコルバージョンに依存しない優先度制御について書きます。
RFC8594 で定義された、サービスの廃止時間を示すSunsetヘッダについて。
Webサイトを一つに固めて署名して再配布可能にする、Web Packagingという仕組みがあります。現在、Web Packagingは以下の3つの仕様からなっています。 Signed HTTP exchanges Bundled HTTP exchanges Loading AMPなどをより標準化された仕組みで実現するため…
20190905 追記 Draft版の仕様が出てきたので「Mixed Content Level 2の仕様について - ASnoKaze blog」を書きました。 HTTPSのサイト内にHTTPで提供される画像やスクリプトがあると、「Mixed Content」の仕組みによりURLバーに黄色い警告が出たり、リソース…
blink-devメーリングリストに「Intent to Implement: Serial API」として「Serial API」の実装に着手する旨の投稿がされている。この「Serial API」はW3CのWICGで議論がされており、ブラウザからシリアルポートにアクセス可能にする。3DプリンタやArdbinoな…
Webサイトがカメラや位置情報をアクセスする際にパーミッションを要求する場合がある。iframeで埋め込んだページでも同じようにパーミッション要求が行える。Chrome 71で導入が検討されている「Permission Delegation」では、iframeで埋め込まれたページでの…
HTTP/2にはクライアントからHTTPリクエストの優先度を指定することができる。サーバはその優先度に基づいてHTTPレスポンスを返す(無視しても良い)。 一般的にはブラウザ自身が判断し、ページのレンダリングを早くするためにCSSなどは優先度を高く、画像は優…
以前このブログでも書いたNetwork Error Loggingなど、Webサイトを表示する際に発生した問題のレポートを指定されたエンドポイントに送信する機能が増えてきている。 asnokaze.hatenablog.comこのレポート送信に関する仕様はReporting APIで定義されている。…
Webブラウザは表示したサイトに関する様々なデータを記憶しています例えば cookie cache HTTP認証の情報 localStorage service worker registrations しかしサーバ側からこれらのデータを明示的に消すのは難しい場合があります。例えば、httpOnlyのcookieは…
追記20180606 Chrome独自と書いていましたが、「Fetch Standard」に取り込まれていることを確認しました すでに、Chromeで「Cross-Origin Read Blocking (CORB) blocked cross-origin response」というエラーが出るようになっております。imgタグからクロス…
20190709追記 draft 01が出ました。幾つかの修正が入っています。そのため、本記事は内容が古くなっています。 https://tools.ietf.org/html/draft-yasskin-wpack-bundled-exchanges-0120180615追記 Bundled HTTP Exchangesの仕様がIETFに提出されました htt…
ちょっと不明瞭な部分が修正できてません。すみません。20180824追記 Loading Signed Exchangesについて記事を書きました Loading Signed Exchangesの仕様 (WebPackaging) - ASnoKaze blog20180213補足 「Origin-signed HTTP Responses」は「Signed HTTP Exc…
Webページにソーシャルボタンや広告といったiframeを埋め込むことがあります。この時、埋め込んだ側はiframeの中で使用されるリソースを制限する方法はありません。例えば動画を再生すればトラフィックとCPUが消費されますし、最近では実はBitcoinの採掘に利…
WHATWG, Fetch詳しくないので間違いがあればご指摘下さい Content Security Policy(CSP)やHPKPやExpect-CTでは、ユーザエージェントはセキュリティの違反を検出した際に、指定したURLにレポートを送信できる。例えば、下記のようにHTTPレスポンスヘッダにrep…
背景 Webサービスでは、デバイスの性能毎に軽量版の機能を提供することが有ります。Google Search、Google Map、Facebookなどではローエンドデバイスでは一部軽量版のページを提供することが有ります。または、クライアントサイドで何かしらの処理速度などを…
2018/09/19追記 RFC 8441 として標準化されました2018/03/10追記 WebSockets over HTTP2の更新分について、記事を別途書きました asnokaze.hatenablog.com2018/02/06追記 「Bootstrapping WebSockets with HTTP/2」はWG Draftになり、この方向で標準化が進む…
パスワードの管理に、1PasswordやLastPassといったパスワードマネージャを使うのは一般的になってきています。そのようなパスワードマネージャはランダムなパスワードを生成しますが、Webサービスによって使える文字の種類や、長さというのはマチマチです。…
Webサイトのセキュリティリスクを発見したものの、連絡先が適切に公開されていないがために、結局報告されず脆弱性が放置されるケースがあるようだ(国内だと、IPA脆弱性関連情報の届出受付もあるが)発見者が脆弱性等の報告を出来るような情報を、Web作成者が…
20180523 追記Page Lifecycle API等とも呼ばれているようです。 github.com下記内容は古く一部ことなっています W3CでWebPerf Web Performanceで、「Web Lifecycle」というトピックが議論に上っていた。(Agenda URL)これは、iOSアプリやAndroidアプリのActiv…
20180824追記 Loading Signed Exchangesについて記事を書きました Loading Signed Exchangesの仕様 (WebPackaging) - ASnoKaze blog20180208追記 Bundled HTTP Exchangesについて記事を書きました Bundled HTTP Exchanges とは (WebPackagingの議論より) - A…
「Moving towards a more secure web」でアナウンスされているように、2017年1月にリリースされる予定のChrome 56でHTTPサイトへの警告が表示されるようになる。 日本語のサイトでも取り上げられている Google、2017年からChromeでいくつかのHTTPサイトを「…
概要 若者の間でも、SPDYに対応するためのノウハウが共有されていないことは有名である。 そこで、中規模サイトでSSL化、SPDY対応という観点で個人的に考えていることを書き出してみる。 HTTP2は暗号化の議論や、アップグレード、ヘッダ圧縮など細部が違うた…
先日行われたCROSS2014に行ってきました。 次世代Webセッションのセッションオーナーである id:Jxck さんにチケットを頂きました。ありがとうございます。 資料、登壇者の紹介、togetterのリンクはJxckさんのブログにてまとめられております(これからの Web …
若者のプロトコル離れが叫ばれて久しいが、最近プロトコルは非常にホットな分野である。 目まぐるしく進化するWebに合わせ、プロトコルの世界も着実に進化している。 今までブラウザでは出来なかった事が出来るようになり、Webサービスをより安全に使えるよ…
gdd2010jp で「Chrome Extension/WebApps のご紹介とアップデート」を聞いた感想。WebAppsはまず、二種類あって Hosted App : Webサーバー上で提供されるWebアプリケーション。利用時にはそのURLにアクセスする事になる。(chromeに限定されない)Packaged App…
Twitterでまた悪質リンクが横行――解決済み(ITmedia) 記事はXSSタグが付いているが、実際の攻撃はCSRFのようだ。 <script type="text/javascript"> var el1 = document.createElement('iframe'); el1.style.visibility="hidden"; el1.src = "http://twitter.com/share/update?status=WTF:%20"…