TCP Extended Optionsについて

TCPヘッダに付与できるオプション領域を拡張する『TCP Extended Options』という提案が出ています。

通常のTCPでは、40Byteまでしか格納できません。様々なユースケースにおいて、それ以上のオプション領域を使いたいケースが出てきているようです。

すでに、同様の問題に取り組んでいる『TCP Extended Data Offset Option』という提案の標準化が進んでいる状況ではあるが、、、新しい提案についても目を通しておく。

TCP Extended Options

この提案では、(データが開始する場所を示す)Data Offsetに0を指定した場合、以下のように8bitのLength領域を持ち、Length * 4bitのオプション領域を持つことができる。

この提案では、ネゴシエーションを行わないため、相手がこの仕様に対応しているかわからない状態で使うことになる。経路上のネットワーク機器含め、対応してない場合パケットがドロップされることがある。その場合は、通常のTCPにフォールバックすることになる。