2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

TLS1.0, TLS1.1 の廃止する提案仕様

TLS1.3にRFC8446が採番され、RFCとして出るのを待つばかりになっている。一方で、「Deprecating TLSv1.0 and TLSv1.1」というTLS1.0とTLS1.1の廃止についての提案仕様がIETFで出ている。 TLS1.0, TLS1.1 廃止事情 カード情報セキュリティの国際統一基準 PCI …

(RFC8586) Forwarding-Loop Attacks攻撃を防ぐCDN-Loopヘッダの提案仕様

RFC 8586 Loop Detection in Content Delivery Networks (CDNs)として、標準化されました (2019/4/25 追記) Forwarding-Loop Attacks攻撃を防ぐ「CDN Loop Prevention」 という仕様が提案されています。 背景 CDNへのDoS攻撃として、リクエストをCDN内でル…

Chromeが6週間毎にTLSバージョン番号を変更していくかもしれない

[修正] ossificationを骨化と訳してましたが、硬直化に変更しました TLS1.3の標準化が終わり、もうRFCとして出されるのを待つばかりになっている。そんなTLSワーキンググループのメーリングリストに、ChromiumやBoringSSLの開発に携わるDavid Benjamin氏よ…

Network Error Loggingを用いたポートスキャン手法について

w3c

20180711追記 この問題は解決されました Handle errors in different phases differently #83 include_subdomains はDNSの名前解決エラーのみをレポート出来、TCP関連のエラーは通知できません。 ReportingObserver で、Network Error Loggingは監視できませ…

Cross-Origin-Resource-Policyヘッダとは

Cross-Origin-Resource-PolicyヘッダというのがSafari 12でサポートされるらしい。もともとは、W3C側でFrom-Originと呼ばれていた仕組みらしいが、Fetch Starndardに入れる議論がされているようだ。github.comこのCross-Origin-Resource-Policyヘッダを用い…