2021-01-01から1年間の記事一覧
提案されている、Greasing the QUIC Bit の仕様について
2021年について、プロトコル周りの動向を振り返っていきたいと思います。
gRPC over HTTP/3の実装を触ってみる
QUICに関するEPIQ 2021というワークショップで、「The search of the path MTU with QUIC」という発表がありました。論文と発表スライドはEPIQ 2021のページより見ることができます。簡単に内容に目を通していきたいと思います。 TL;DR 3行で RFC 9000 QUIC…
メディアタイプでサフィックスを複数つけられるようにする提案仕様
QUIC Version 2 の仕様について
Multipath-TCPのように、複数の経路を使用したQUIC通信を可能にする『Multipath Extension for QUIC』という提案仕様が出されています。
HTTPに新しくQUICERYメソッドを定義する提案
現在使用されていないIPレンジ0.0.0.0/8・127.1.0.0 ~ 127.255.255.255・240.0.0.0/4を利用可能にする提案仕様
「Private Access Tokens」という提案仕様が、Google, Apple, Fastly, Cloudflareの方々らの共著でIETFに提出されています。なお、すでに実装が進められているそうです。この「Private Access Tokens」の一つのモチベーションに次のようなものがあります。昨…
iOSやAndroidといったプラットフォームの異なるデバイス間でクレデンシャルを共有可能にする提案仕様
HTTP2やHTTP/3でWebSocketを使う時に、拡張CONNECTメソッド対応の通知をHTTPSレコードで行う
HTTP/2の改定版仕様の変更点について、簡単にまとめる。
HTTPのDATAGRAMでPINGを送信可能にする「HTTP Datagram PING」仕様について
Private RelayのようにIPを隠匿している場合に、だいたいの位置情報を示す方法を提供する。
RSAブラインド署名を使ったHTTP認証方式の提案仕様。クライアントを認証するサーバは、クライアントを特定しない。
QUICのバージョンネゴシエーションの仕組み「Compatible Version Negotiation for QUIC」について
HTTP/3でWebSocketを使えるようにする「Bootstrapping WebSockets with HTTP/3」という仕様について。
「WHATWG URL」の仕様で、ブラウザにおいて、ホスト名がIPv4でないが、数値で終わるURLは拒否されるように変更された。
HTTP DATAGRAMの優先度制御の提案仕様についえ。
SNIが暗号出来る、TLS Encrypted ClientHello(ECH) を BoringSSLで試してみる
QUICやHTTP/3が、リフレクション攻撃対策としてブロックされうる送信元ポートを利用しないようにする議論。
HTTP/3のように、バージョンによって下位層に使うプロトコルが異なる場合でも、ダウングレード攻撃を防ぐIncompatibleProtocol拡張について
Facebookがライブ動画で利用しているRUSH - Reliable (unreliable) streamingプロトコルについて
トラッキングに利用できない3rdパーティクッキー「CHIPS」の仕組みについて
時刻の文字列表現を定義するRFC 3339に追加してタイムゾーンを追加する提案仕様。
W3Cに新しく、Webでのマルチキャストの利用を検討する「Multicast Community Group」が立ち上がるので、動向についてまとめる。
サーバ証明書の誤発行を検知するためのCertificate Transparencyにおいて、ChromeにSCT Auditingの導入が進められている。
HTTPセマンティクス仕様の改訂版について、ざっくり変更点を説明する。
BGP over QUICの提案仕様が出たので読む。