QUICでマルチキャスト通信を行うFlexicast QUICの提案仕様

複数受信者に一気にデータ送信を行うFlexicast QUICの提案仕様について

DKIM次世代バージョン、DKIM2の標準化動向メモ

『DKIM2 Why DKIM needs replacing, and what a replacement would look like』という提案がIETFに提出されている。Author陣はFastmail, Yahoo, Google となっている。この提案自体は、これから議論を行うためのたたき台という感じだが簡単に目を通しておく…

技術書典17(11/03)にサークル参加します。プロトコル標準化『ゆるIETF』本を頒布予定

宣伝です技術書典17 11/03 (日)にて、ASnoKaze 個人サークル(か06)として プロトコル標準化本『ゆるIETF』を頒布します。techbookfest.org普段ブログでの技術的なトピックは、主観的な意見は書かず、事実に基づいて書くことを心がけていました。ただ『ゆるIE…

eBPF 命令セットアーキテクチャ(ISA)がRFC 9669になった

『RFC 9669 BPF Instruction Set Architecture (ISA)』として、命令セットアーキテクチャ(ISA)がRFCになりました。eBPF (which is no longer an acronym for anything) と書かれているのが印象的です。このRFC発行作業は、2023年6月に結成された IETF の bpf…

WebサイトのAI学習利用を拒否するrobots.txt拡張の議論

WebページがAIにより学習されないように、拒否できるようにしようという議論があり、ai.txtやrobots.txtなどの提案が出ております。

.mobiドメインにおけるWHOISを用いた不正サーバ証明書の取得事例

.mobi TLDにおいて、WHOISを利用して不正サーバ証明書発行を行う攻撃手法が明らかになり、話題となっている。この実験者は、実際に 所有してない *.mobi ドメインの証明書発行が出来そうな事を確認している(不正発行の直前で実験を停止)。簡単に流れを眺め…

Chromeで、サーバ証明書検証時にネットワークから取得した時刻を使う

Chrome Canaryで『Network Time for Certificate Verification』という機能を有効にできます。これは、サーバ証明書を検証する際に、PC端末の時刻ではなくネットワークから取得した時刻を使って検証するようにする機能です。 これまでの挙動 これまでの挙動…

プライベート用途に使える .internal ドメイン

プライベート用途に使える .internal トップレベルドメインが予約された話し

信頼しているCAをネゴシエーションする TLS Trust Anchor Negotiation のメモ

クライアントとサーバで信頼するCAをネゴシエーションする仕組み

privacy.txt の提案仕様について

Webサイト利用者に関するプライバシーが重要視されるなか、プライバシーポリシーURLや各種オプトアウト用URLを提示できる『privacy.txt』の仕様がIETFに提出されている。このprivacy.txtは、『robots.txt』『security.txt』『ads.txt』と同様に、ドメイン直…

QUICにおける、明示的な輻輳シグナルを受け取る ECN対応

QUICにおける、経路上のスイッチから明示的な輻輳シグナルを受け取る ECN対応について

『Retrofit Structured Fields for HTTP』について

HTTPヘッダ値の構造定義を既存のヘッダに適応する『Retrofit Structured Fields for HTTP』について

『Origin-Bound One-Time Codes』の提案仕様

Apple勢から「Origin-Bound One-Time Codes」というSMSで発行するワンタイムコードのフォーマットの提案仕様がIETFに提出されています。こちらの仕組みの標準化ということで良いかなと思います。 developer.apple.com 背景 Webのログイン時にSMSでワンタイム…

QUIC通信を優先する Happy Eyeballs Version 3 の提案

IPv4, v6デュアルスタック環境でのコネクション確立遅延を減らす、Happy Eyeballs v3 について

UDP Optionsパケットのインターネット疎通性の考察

新しい仕組みであるUDP Optionsがインターネット上で適切に処理されるか実験し、Ossificationに対する考察を行う

HTTPのキャッシュを無効化するAPIの標準化する提案仕様

キャッシュの無効化(パージ)を要求するためのAPIを標準化

失効が不要なShort-lived証明書に関するmemo

Short-lived証明書について

認証関連のリンクを示す『Link relationship types for authentication』

「Link relationship types for authentication」という仕様が、IETFのHTTPAPI WGで議論されています。例を見るのがわかりやすいと思います。 authenticate aリンクで、リンク先をログインページということを示すことが出来るようになります。コレに対してブ…

ChromeのIsolated Web AppsでTCPソケットをリッスンする

以前紹介したように、ブラウザでTCPソケットを扱う『Direct Sockets API』という仕様があります。asnokaze.hatenablog.com前回紹介したときから時間はたち、Isolated Web Appsでの利用に限定されたり、TCPサーバソケットをリッスンできるようになったりして…

IETF116 Yokohamaをもっと楽しむために (その2) ~当日編~

ついに、IETF 116 Yokohamaが始まりましたね!!横浜で僕と握手!! WGのミーティングは月曜日からですので、ちょうど直前ということになります。 パシフィコ横浜ノース 3Fで受付を済ませたあとは、アジェンダ(URL)のページを参考に会議室に行くだけです。 W…

HTTPの通信を辞書で圧縮する提案について

HTTPの通信をBrotliの辞書を活用し、圧縮する提案について

HTTPヘッダに構造を与えるStructured Field ValuesにDateが追加される

HTTPヘッダの値に、リストや辞書といったデータ構造を定義する『RFC8941 Structured Field Values for HTTP』という仕様があります。 (ヘッダと書きましたが、フィールドという用語た正しいので仕様上はStructured Field Valuesという名称になってます)これ…

Document Picture-in-Picture が便利

任意のHTMLElementsを『ピクチャー イン ピクチャー』表示できるようになる

セキュリティ関連のHTTPヘッダを一括指定する Baseline ヘッダ

現在のWebでは、セキュリティ上レスポンスヘッダで色々なものを指定します。Webデベロッパーは個別に指定しなければなりません。そこで、セキュリティ関連のヘッダを推奨デフォルト値に設定できるようにする「Baseline ヘッダ (Opt-into Better Defaults)」…

ブラウザからPCの負荷状況を取得する Compute Pressure API

ブラウザでPCのCPU負荷を取得するCompute Pressure API の説明。また、Chromeでの動作確認。

IETFでeBPFの標準化の議論

先月行われたIETF 115において、eBPFの一部ドキュメントをIETFからRFCとして出すか?という議論が行われました。まだ議論の段階で結論は出ていないが、簡単にメモとして残しておく。なお、僕自身はKernel, eBPF方面に明るいわけではない... eBPF サイドミー…

IETF116 Yokohamaをもっと楽しむために (その1) ~参加申し込み~

来年3月に開催されるIETF 116 Yokohamaへの参加申し込み方

CookieのPartitioned属性 (CHIPS) の標準化はじまる

サードパーティCookieをトラッキングに使用できないようにする「Cookies Having Independent Partitioned State (CHIPS)」で使う、Partitioned属性の標準化

UUIDv6~UUIDv8と uuidrev の動向

新しいUUIDバージョン標準化動向について

Webサイトを離れたときにデータを送る Page Unload Beacon (Pending Beacon API)

Webサイトを離れたときにサーバにデータを送れるようにする「Page Unload Beacon」について