SPDYの仕様をコピーすることから始まったHTTP2.0だが、いくつかの点で議論が行われている。
1/30〜2/1にかけて行われるミーティングで議論されるのだろうが、それに合わせてアジェンダが公開された(URL)。
そこには以下の5つが書かれている
- Upgrade
- Header Compression
- Flow Control
- Frame Sizes
- Prioritisation
Upgrade
TLSレイヤでのアップグレードの仕組み(TLS-NPN)はTLSWGに委任し、HTTPのためにHTTP1.1で定義されるアップグレードの仕組み(アップグレードヘッダ)、DNSを使う方法(SRVレコードを用いる方法)、レスポンスヘッダ(Alternate-Protocolヘッダ)を使用する方法について考えている。
我々は現在アップグレードについての仕組みについて提案を持っている。議論はこの辺りに集中している。
Header Compression
SPDY draft3のヘッダ圧縮はセキュリティ上の問題(CRIME)がある。そのため我々は代替案の評価を行なっている。議論の中心はこれらの提案の仕様についてである。
Flow Control
我々は,Gabrielの「フロー制御の原則の提案」について議論をし、それをどのようにドラフトに反映するのが最良か考える。
Frame Sizes
SPDY draft3はデータフレームの最大サイズは16MBである。実装者の中には大きなファイルでのsendfile() の使用を制限すると言及している。我々は"ジャンボ"フレームサイズ及び他のサイズやそのユースケースについて議論する。
Prioritisation
我々は優先度付けについて、それがもたらす特定の問題や変化を確認する目的で議論を開始した。