privacy.txt の提案仕様について

Webサイト利用者に関するプライバシーが重要視されるなか、プライバシーポリシーURLや各種オプトアウト用URLを提示できる『privacy.txt』の仕様がIETFに提出されている。

このprivacy.txtは、『robots.txt』『security.txt』『ads.txt』と同様に、ドメイン直下のPATH、もしくは/.well-knownのパスに配置される。

privacy.txtの中身

何が記述できるかについては『A File Format to Aid in Consumer Privacy Enforcement, Research, and Tools』仕様に書かれている

プライバシーポリシー情報

プライバシーポリシーに関するURLを提示できる

  • Privacy-policy: URL
    • プライバシーポリシーのURLを提示
  • Privacy-policy-text: URL
    • プライバシーポリシーのテキスト形式のURLを提示
各種アクション用URL情報

データ削除やオプトアウト用のURLを提示できる

  • Action-delete-account-and-data: mailto:EMAIL|URL
    • アカウントおよびデータを消すためのメール宛先・URL
  • Action-delete-personal-data: mailto:EMAIL|URL
    • 個人の情報を消すためのメール宛先・URL
  • Action-opt-out-sharing:mailto: EMAIL|URL
    • 三者との情報共有をオプトアウトするためのメール宛先・URL
  • Action-shared-list:mailto: EMAIL|URL
    • データが共有される第三者のリストを取得するメール宛先・URL
  • Action-opt-out-marketing: mailto:EMAIL|URL
Cookieに関する情報

プライバシー法で求められる、Cookieの情報を記述できるようにすることを目的とする

Cookie: FIELD#1,FIELD#2,...FIELD#7』という形式であり、各FIELD#1~7には次の情報が入る

( 必須Cookieかどうか取れるので、ポリシー見てブラウザがいい感じにやってくれたりするのだろうか... )

さいごに

今のところIETFで活発に議論されている様子はみられない、次のIETFミーティングでdispatchされるかもしれない