Webサービス、古いバージョンのWeb API、期限付きのデータなど、そのURLで提供しているリソースが将来的に廃止するということはよくあることです。
RFC 8594 「The Sunset HTTP Header Field」では、そのようなリソースの廃止時間をHTTPレスポンスヘッダで示せるようになります。
ただしこれはヒントに過ぎず、示した時間までの提供を保証するものではありません。
例
2016年から、10年間のみ保存されるデータなどには、下記のようなレスポンスヘッダをつけることで、2026年にリソースが取得できなくなることを示すことができます。
(フォーマットは、RFC7231 の通り 「Date/Time Formats」)
Sunset: Wed, 11 Nov 2026 11:11:11 GMT
廃止に関する追加の情報は、Linkヘッダで示すことができます。relation typeとして sunsetを指定します。
Link: <http://example.net/sunset>;rel="sunset";type="text/html"
このポリシーの中では、廃止の範囲(リクエストを受けたURLだけなのか、それとももっと広い範囲なのか)、廃止後の移行先などを書けます。