2017/12/22 RFC8305として標準化されました。
なお、下記内容は標準化中の内容につき一部古いかと思われます。
IPv4とIPv6両方が利用可能なデュアルスタック環境において、通信する際にIPv6とIPv4を並列的に試してより早く通信の確立が出来た方を試す Happy Eyeballs という仕組みがあります。
より環境の良い方を使うだけでなく、IPv6で通信を試みてからうまくいかない場合にIPv4にフォールバックするのでは無いためより早く通信通信の確立ができます。
Happy EyeballsはRFC 6555で標準化されておりますが、Appleの人によって提案されているHappy Eyeballs Version 2の仕様がIETFで議論されているので簡単に読みます。
Happy Eyeballs Version 2
Happy Eyeballs Version 2は、RFC 6555の頃より何点か変更があります。
まず、大きなところで、名前解決について非同期名前解決の方式が追加されました。今まで名前解決についての規定はありませんでした。AとAAAAを同期的に名前解決する実装もありましたが、早く名前解決出来た方から通信を開始すべき(SHOULD)ということになりました。
提案方式
(3月に行われたIETF98の資料(pdf)より)
この非同期式名前解決が実施できない場合は(APIがない場合)、IPアドレスファミリごとに別スレッドを使って同等の事ができる。
その他