ついに、IETF 116 Yokohamaが始まりましたね!!横浜で僕と握手!!
WGのミーティングは月曜日からですので、ちょうど直前ということになります。
パシフィコ横浜ノース 3Fで受付を済ませたあとは、アジェンダ(URL)のページを参考に会議室に行くだけです。
WGのミーティングでは、前回議論した提案仕様のIssueが議論されます。できれば、WGミーティングのAgendaは抑えて予習はしておいた方が良いかと思います。とはいえ、会議中にちんぷんかんぷんでも情報を追うコツを幾つか書いておこうと思います。
心得
- 英語は分からない、、、みんな分からない大丈夫!!
- せっかくなので色々な人に話しかけよう (議論とかは詳しい人に聞こう!)
- 無理して全部のミーティングに出る必要はない!
WG ミーティング
materials
各WGのアジェンダ及び発表資料は マテリアルページ(URL)に記載されます。スライド等適宜みることをおすすめします。
合わせて前回のIETF115の発表資料や議事録を見ておくのも良いでしょう
draftの段階を知る
WGで話しているdraftがどういう状態かをラフにつかむと議論のスコープがわかります。
- draftは誰でもだせるため、最初のうちは『それがIETFで取り組むべきことなのか』といった取り組みの是非が議論されます。
- その後『draftが解決する問題の範囲』とスコープの議論に行われます。
- 続いてプロトコル設計の議論が行われるようになります
- ある程度成熟すると、個人提出draftから、WGで標準化のために取り組む事が決まります (WG Draftに昇格)
- さらにdraftが成熟すると、細かいIssueの議論や、実際にインターネットでデプロイした報告が行われるようになります
- 最後にRFC発行に向けて、細かいエラーハンドリングや単語の整理など、徐々にテクニカルな議論が収束していきます。
個人draftと、WG draftの見分け方は
- draft-shade-quic-http2-mapping-00 (draft-の後に個人名が来てるのが個人draft
- draft-ietf-quic-http (draft-の後にietf, WG名と書かれてるのがWG Draftです
ですので、いまどういうった議論してるかはフェーズによって異なります。
meetecho
リモート会議システムとしてmeetechoを利用しています。現地参加でも、各WGミーティング中にmeetechoにログインすることをおすすめします。喋ってる人の名前が分かりますし、結構チャットで議論が行われていたりします。
出席確認はmeetechoへのログインにより行われます。IETFでは会議に誰が参加したのか透明性のために明らかにしています。
また、マイクでの発言待ち行列の管理や、投票機能を使う場合もmeetechoが使われます。ミーティングでは必須かとおもいます。
サイドミーティング
アジェンダページに記載されてないので見落としがちですが、サイドミーティングというものがあります。
IETF 116 Side Meeting Signups | IETF Community Wiki
WGが結成される前に行われる、有志の会議になります。こちらも、会議室に直接いけば参加できます。
資料や議事録が共有されないことも多いので、より現地参加でサイドミーティングにでると良いでしょう